置き去り公共交通
ご承知の通り清田区は、市内10区で唯一JRも地下鉄もなく、公共交通はバスのみです。災害級の大雪に見舞われれば、頼みの綱のバスもストップ、陸の孤島となるケースも相次いでいます。
バス料金の値上げ、運転手不足によるバスの減便と路線の廃止、高齢者の足となっている敬老パスの縮小など、とりわけ清田区は ‟トリプルパンチ” です。
清田区の地下鉄期成会が長年にわたって、札幌市に要望を出し続け、秋元市長も、運転手不足で将来的にはバスが機能しなくなることに言及。26年度予算で公共交通をどう組み立てるかを調査するための予算を計上しました。
清田区への地下鉄延伸は、福住以南で「札幌ドーム→東月寒→北野→清田」の計画が今も生きています。里塚斎場の建設受け入れの際、清田区まで地下鉄を延伸するとの約束があり、守られていないとの指摘もあります。
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| 交通安全塔に書かれた地下鉄延伸の呼びかけ(清田区) |
南区や手稲区などと並んで、バスの減便や路線の縮小・廃止などで、市民の足が奪われるとの危機感も強まっています。公共事業や都心アクセス道路、新幹線の札幌延伸に伴う再開発、新MICE施設などに税金が使われる一方で、セイフティネットも言える公共交通が置き去りにされることがあってはなりません。将来的な公共交通をどう維持してゆくのか。多くの知見を集めて解決の糸口を見いだすことが求められています。
「清田区新聞」2026年6月7日号より
